介護タクシー事業用の車両の選び方
<セダン型車両あるいは福祉装備型車両の選択>
介護タクシー車両の利用にあたっては、セダン型の車両や福祉装備が備わった車両のどちらでも構いません。
セダン型の車両とは、世間でも知られているトヨタのカローラやプリウスなどの4ドアのタイプをイメージしていただければ理解できるかと思います。駅などで停車しているタクシーはセダン型を利用しているのが多いです。
ただし、セダン型を利用する場合は、ヘルパー1級等の資格を有していることが許可にあたっての条件となりますので、注意が必要です。
しかし、介護タクシーを利用する利用者においては、介護認定を受けた要介護あるいは要支援者や肢体不自由者を対象としますので、セダン型の車両を利用するのは乗り降りに大変かと思います。
当職においても、知り合いで、肢体不自由の方がいるのですが、ステーションワゴンタイプの背が高い四駆であっても、なかなか乗り降りが大変です。特に、肢が不自由ですので、乗せるときがすごく大変で、10分以上かかるときもあります。これが背が低いプリウスタイプですと、乗せるのがもっと困難かと思います。
個人的には、福祉装備が備わった車両がお勧めです。
福祉装備は、助手席シートが回転し、車外へスライドダウンする「助手席リフトアップシート」や車両の後部からスロープを使って、車いすに乗車したまま車内へ乗ることができる「車いす使用者(スロープタイプ)」などがあります。
当事務所を通して開業されたお客意様は、「車いす使用者(スロープタイプ)」を使用しているのが多いです。車両代が他より安く、乗り降りさせることが楽のためです。
こういった福祉装備の車両を利用する場合は、申請にあたってはルパー等の資格は不要です。ただし、将来、ヘルパーの資格を取るよう自発的な行為をうながす努力義務はあります。しかし、開業されたお客様の多くは、ヘルパーの資格を既に取得しておいででした。
しかし、開業されたお客様の多くは、ヘルパーの事前に取得しておいででした。やはり、肢体不自由者等を対象としますので、介護の資格を持っていた方が、介護の魏実を要しますし、また、利用者にとって安心感を与えます。
しかし、開業されたお客様の多くは、ヘルパーの事前に取得しておいででした。やはり、肢体不自由者等を対象としますので、介護の資格を持っていた方が、介護の魏実を要しますし、また、利用者にとって安心感を与えます。
<車両の大きさと車庫の寸法との関係に注意!>
肢体不自由者等の利用者を乗せるには、大きな車両が便利です。しかし、車庫の寸法の要件があり、車両が大きくて、結果、要件に該当せず、不許可となることもありますので、注意が必要です。
車両の前後左右から車庫の境界線まで、50センチメートル以上あけておくことが必須条件です。
普通乗用車の場合は、街中の白線引きの駐車場では、50センチメートルに達していないことがほとんどです。
その場合は、あくまでも駐車場を探すか、あるいは、白線を拡張してもらうよう大家さんと交渉するかとなります。どうしても駐車場が見るからない場合は、小さめの軽自動車にするかとなります。
以上から、車両と車庫の寸法との関係を見て、車両を確保するのが無難となります。
- セダン型車両あるいは福祉装備型車両の選択
- 車両の大きさと車庫の寸法との関係に注意!